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ハンドリング

09-07,2013





ケアやリハビリのハンドリングとは
上手く相手を「動かすこと」ではありません。

質の高いハンドリングとは
本人自身が「動くことを助ける」こと、
または「動きを学習することを手伝う」ことです。


ハンドリングというと「物体を上手く動かす」という認識になりがちですが、私達の対象は神経系をもっている人です。
単純な構造の物体と同じように動かすことはできません。
できたとしても神経系に悪影響を及ぼします。


ハンドリングが上手いということは
コロコロと相手を転がすことが上手くなることではなく、介助される人が自分で動きをコントロールし、動く事を助けるものです。接触や介助者の動きを通して相手の神経系の学習を助けます。ですから一緒に試行錯誤することはハンドリングの大切な部分です。


必ずしも一度でひょいと動かすことがハンドリングが上手いということではありません。
多少戸惑っても、試行錯誤することで、介助される本人が学ぶことができたならそれは素晴らしいハンドリングです。


上手く転がしても、何も学んでなかったら
ハンドリングとしてはあまり質のよいものとは言えません。
もちろん一度のハンドリングで学ぶこともあります。
学びの過程でコロコロ転がることももちろんあります。


大切なのは「上手く動かしたか」ではなく、「何を学んだか」です。


質のよいハンドリングを行うためには時間がかかる時もあります。ある意味、介助というのは限られた時間の中でのセッションのようなものです。そこに接触と動きによるコミュニケーションや、言葉によるコミュニケーションがあります。


上手く人を動かすことに慣れてきた時によく陥りがちですが、一方的にコロコロ転がして、一見上手くいったように見えることが質のよいハンドリングだと勘違いしがちです。それでは上手く「運搬」することができただけです。質の高いものではありません。


実際の現場では時間の制約がある以上、常に質のよいハンドリングをすることは難しいかもしれません。


大切なのは自分が「今何をしているか」ということを理解することです。

今自分は「運搬」をしているのか「動きの教育」をしているのか。


自分がしていることがわかると
限られた時間の中では「運搬」になるかもしれませんが、時間があるときは「動きの教育」をすることを援助者が選択できます。

ハンドリングのスキルを高めて
よりよい動きの支援をしていきましょう。

谷口奨




※写真はキネステティクス®ベーシックコースの様子

※この記事は私が「動きに学習とリハビリテーション研究会」のFacebookに書いたものです。
動きの学習とリハビリテーション研究会のFacebookはこちら

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