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脳は奇跡を起こす 感想

06-07,2010


脳は奇跡を起こす脳は奇跡を起こす
(2008/02)
ノーマン ドイジ

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久しぶりに本の感想を書きます。

この本は脳の可塑性について書かれた本です。可塑性とは平たく言うと脳は固まらず、常に変化しているという話です。今までは脳をよくできた機械であるようにとらえてきました。この部分が言語野で、この部分が視覚野でとか。一度故障するれば治ることがないとか。しかしよくよく調べてみるとそういう事ではなかったというお話です。実はきっちり決まっているわけではなく、色んな条件により変化していますし、個人差があるという事です。そして脳ま自ら変化します。

よく子供の脳は発達するなかで絶えず変化するとういう認識は一般的になってきましたが、成人の脳は固定されてしまっていると思われている事が多いみたいです。この本によると実は成人の脳でも絶えず毎日変化しているんです。

神経症から発症10数年経過した麻痺、切断による幻肢痛、強迫神経症まで幅広く脳の可塑性を用いたアプローチの成功例を紹介しています。
人間は内面的な変化だけじゃなく実際の脳みそから変わる事ができるんだと思えるかもしれません。
今までは対症療法でしか治療できなかった事も、根本から治療できる可能性が感じられます。

だけど可塑性というものも万能なものではなく、よくも悪くも変化するということです。
また自分の脳は本人が変わるものでやはり他人が変えるものではありません。
だから本人の意欲がなしに可塑性を上手く促す事はできません。

可塑性を促そうと思えばいつもの習慣と違う事をしてみると効果てきです。
逆に言うと習慣が脳の可塑性を損ねている場合もあります。

しかし無理に可塑性を促そうとして本人に過剰に負荷をかけると、意欲を逆になくす場合もあるので注意が必要です。
可塑性ばかりを見るのではなく、まずそれができる状況があるのかどうなのかを判断する事が必要だと思います。
そして隣で意欲がでるように段階的に援助していく事が大切だと思います。

習慣と違うというのは習慣化することによって脳は環境と適応しているわけですから、それをいきなり変えるというのは環境に適応しにくい、もしくはできない事もあります。そうなれば適応できない事で個体は低下していく事になります。少しづつ違いを適応していくようにするほうがいいでしょう。

例えば足を動くように可塑性の考え方で無理やり立たせても意味がないし、それで脳が新たによい反応するかと言えばそうではないと思います。やはり本人と一緒に行ったり、本人の意思を引き出して立ってもらはないと意味がありません。その辺は人を援助する上で注意が必要かなと思います。

といっても脳の可塑性は僕ら人間に無限の可能性を感じさせられます。
だけど可塑性という考え方に振り回されず、上手く使うようにしていきたいものです。

僕が思うに、脳は環境の適応を保つ能力と、環境に適応しようとする能力があるように思います。








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